京都大学医学部附属病院 放射線治療科

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入局に関するお問い合わせ よくある質問

Q1 放射線腫瘍医になってよかったと思えることは何ですか?

A  放射線治療の効果で患者さんが喜んでくれたときが一番よかったと思います。放射線腫瘍医になった当初は大きながんが消えてなくなっていくのをみて感激しました。臓器を温存し、体に負担の少ない治療ですのでがんがなおったときの患者さんの喜びは大きいです。高齢の方や合併症のある方でも多くの場合、治療可能です。また、いろんな臓器のがんをみることができ、多くの関係科の医師と議論できることも魅力です。

Q2 放射線腫瘍医になるためにはどのような研修をするのですか?

A  がん患者さんを治療するには、総合的な知識が必要です。内科や外科の臨床腫瘍学や放射線診断学など幅広い知識が必要となります。これらの知識を学びつつ、実際の患者さんの診察や治療方針決定、放射線治療計画から経過観察までを指導医とともに行っていきます。また、京都大学は文部科学省より選定された、がんの専門医を養成するためのコース(がんプロフェッショナル養成プラン)を有しています。総合的な腫瘍学の知識を得るためのカリキュラムを受けつつ、放射線治療の原理、腫瘍の放射線感受性、各腫瘍の適応や照射の方法など、放射線治療学について基礎から臨床まで幅広く研修することができます。

Q3 認定医や専門医になるまでにどれくらい時間がかかりますか? 

A  放射線腫瘍学の専門医・認定医としては、日本医学放射線学会のものと日本放射線腫瘍学会のものがあります。日本医学放射線学会の認定医は、2年間の初期臨床研修後に4年間の研修を受けると受験できます。さらに2年間、放射線治療学の研修を受け専門医試験に合格すると専門医(放射線治療)を取得できます。さらに1年間の研修後、日本放射線腫瘍学会の認定医に申請することができます。

Q4 認定医や専門医の試験は難しいですか?

A  日本医学放射線学会の専門医試験合格率は約80%と高く、通常の研修を受け、まじめに勉強していれば決して難しくありません。日本放射線腫瘍学会の認定医は認定施設にて、各疾患と治療方法ごとの、所定の症例数の研修を受ければ申請することができます。

Q5 日本では放射線治療医が不足していると聞きますが、人気がないのですか?

A  がんの治療において、これまでは安全性・有用性に優れた放射線治療が日本で正当に評価されていませんでした。しかし、放射線治療の効果が認められるに従って、この10年間で放射線治療を受ける患者さんが2倍以上に増えました。また、高齢化社会が進むに従って、がん患者さんの数自体も増加しています。このような状況の中で我が国の放射線腫瘍医は非常に少なく、多くのがん患者さんが困っている状況です。米国では我が国の約10倍の放射線腫瘍専門医がいます。米国では非常に人気があり成績優秀な人しかレジデントになれません。放射線腫瘍学の魅力が充分に理解されているからでしょう。日本でも放射線腫瘍医を目指す若い医師が徐々に増えてきています。日本でもこれから人気が高まるのではないでしょうか。