京都大学医学部附属病院 放射線治療科

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放射線治療とは?

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「放射線治療」では、あなたの病気をなおすために「放射線」を使います。

「放射線」は、目に見えず、体にあたっても何も感じませんが、体の表面や奥にある病気を治すことができます。照射には痛みをともなわないので、麻酔をかける必要もありません。また、手術をすれば大きな傷跡が残り、身体の外観や機能が損なわれたりするような場合でも、「放射線」によって障害を最小限におさえて治療をすることが可能です。

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放射線治療の治療計画は精密に行われ、また、治療に使われる装置は非常に精度の高いものなので、必要な範囲以外には放射線はあたりません。ですから、例えば、頭に照射していないのに髪の毛が抜けたりするといったことはありません。

放射線治療の方法-外部照射と内部照射-

放射線治療には、大きくわけて体の外から放射線をあてる外部照射と、体の中に放射線のでる物質を入れて治療する内部照射とがあります。

外部照射

放射線治療を受ける患者さんのほとんどは、外部照射を受けることになります。
外部照射装置にはいくつかの種類があります。しかし、これらの装置の治療効果はほとんど同じもので、治療する部位の深さによって治療医があなたに最適な装置を選択します。

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内部照射

内部照射では、直接患部に放射線を発生する針等を入れる場合もありますし、管を入れてその後から放射線の線源を入れる場合もあります。いずれの場合でも、入院して治療を受けていただきますので、入院後に改めて詳しく説明させていただきます。
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