京都大学医学部附属病院 放射線治療科

menu

当科医学物理グループ平島の論文が採択されました

当科、医学物理G平島の論文がJournal of Radiation Research誌に採択されました。

以下、論文の内容です。

https://pubmed-ncbi-nlm-nih-gov.kyoto-u.idm.oclc.org/37996097/

脊椎SBRTに対し4つの異なる線量計算アルゴリズム(anisotropic analytical algorithm (AAA)、collapsed cone (CC)、Acuros XB (AXB) and photon Monte Carlo (PMC))の線量差を比較しました。
AXBを基準とした際、3アルゴリズム(AAA、CC、PMC)は線量を過大評価する傾向がありましたが、平均線量差は0.5 Gyから1 Gy以内でした。
また、AAA、CCに関しては、AXBと比較し椎体のCT値の増加とともに線量差が増加することも示唆されました。
このように、椎体領域において線量計算アルゴリズムの違いで線量差が生じることを理解した上で、線量計算アルゴリズムを選択する必要があることを示しました。

※当科業績はこちらよりご確認ください。