京都大学医学部附属病院 放射線治療科

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教室案内

京都大学大学院医学研究科 放射線腫瘍学・画像応用治療学教室
教授 溝脇 尚志

京都大学大学院医学研究科 放射線腫瘍学・画像応用治療学教室同門会を代表し、ご挨拶申し上げます。

当教室は、1945年に「放射線医学部講座」として末次逸馬教授(1945-51年)によって開講されました。その後、2代目の福田正教授(1951-72年)を経て3代目の鳥塚莞爾教授(1972-1977年)時代の1976年に画像診断・核医学を専門とする「核医学科」と放射線治療を専門とする「放射線科」が分離独立することになり、放射線治療を専門とする阿部光幸教授(1977-94年)が放射線医学講座教授に就任いたしました。従いまして、放射線治療を専門とする独立した教室として40年以上の長い歴史を誇っております。その後の平岡真寛教授(1994-2016年)時代の2005年には、放射線腫瘍学の発展に鑑みて大学院講座名が「放射線医学講座(放射線腫瘍学・画像応用治療学)」に変更となり、2006年には診療科名も実質的な業務内容に即したものとすべく、「放射線治療科」と改名されました。私は平岡前教授の後を受け2016年に着任し、放射線診断科と連携しつつ、放射線治療を中心とした放射線医学に関する診療・教育・研究にあたっております。
当教室は、放射線治療分野においては日本で最大規模の教室員数を誇っており、東海から中国地区に至る広い地域に約30の関連病院を持ち100名を超える教室員が放射線治療業務に従事するとともに、当教室出身者が日本全国の大学病院をはじめとする研究施設において放射線腫瘍学の研究に従事しております。そのため、我が国の広範な地域に質の高い診療を提供するとともに、臨床研究および物理学的・生物学的な基礎研究などの幅広い放射線腫瘍学分野の研究に貢献いたしております。また、数多くの教室員が国内外へ留学し、そこで得た知識や技術や経験を当教室の研究や診療に生かすことによって社会に還元させていただいております。

今後も、当教室の使命である放射線治療分野における新たな医療開発を通して、質の高い放射線治療を提供していきたいと考えております。どうぞ、引き続き、皆さまのご支援をよろしくお願い申し上げます。