当科医学物理グループ木戸、小野の論文が採択されました
当科医学物理グループ木戸(R3年度修士修了)、小野の論文(co-first author)がPhysica Medica誌に採択されました。
以下、論文の内容です。
近年の高精度放射線治療において、単一アイソセンターによる多発脳転移へ照射が実現可能となりました。従来の複数アイソセンターによる手法に比較し短時間で効率的な照射を実現できますが、アイソセンター軸外の照射位置精度を適切に評価する必要があります。
本研究では,単一アイソセンターにおける軸外照射位置精度を評価する新規のファントムを開発し、その位置精度を多施設試験にて評価しました。セットアップも容易かつ画像誘導による位置照合にも対応し、実臨床条件に則した照射位置精度の評価が可能であることを示しました。今後実臨床においても需要が高まる多発脳転移の高精度治療の安全性を評価する手段として期待されます。
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