当科医学物理グループ小野智博の論文がJournal of Applied Clinical Medical Physics誌に採択されました。

https://aapm.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/acm2.13844

以下、論文の内容です。

多発脳転移に対する定位照射の適用が拡大されています。近年、単一アイソセンターにより一度に全標的を照射する手法が注目されています。これにより患者への負担軽減や照射の効率化が実現可能となりますが、アイソセンター軸外に対する照射位置精度も担保しなければなりません。

本研究では軸外照射位置精度を自動かつ効率的に評価する手法を考案し、その精度を検証しました。アイソセンターから距離が離れるほど、また回転誤差が含まれるほど位置誤差が大きくなることを明らかにし、本手法の有用性を確認しました。軸外照射位置精度を評価する手段、また担保すべき位置精度を確立する一助となることを期待します。

※当科業績はこちらよりご確認ください。