京都大学医学部附属病院 放射線治療科

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当科医局竹花(現:市立岸和田市民病院放射線治療科)の論文が採択されました

当科医局竹花(現:市立岸和田市民病院放射線治療科)の論文がEuropean Radiology誌に採択されました。

https://link.springer.com/article/10.1007/s00330-021-07707-1

 

以下、論文の内容です。

 

頭蓋底髄膜腫は重要な血管や脳神経などに近接することが多く完全切除が困難な場合があるため、通常分割定位放射線治療が重要な治療法の一つとなっています。治療後の一般的な腫瘍縮小評価では腫瘍の長径の変化を評価基準とするResponse Evaluation Criteria in Solid Tumors (RECIST)がよく用いられていますが、頭蓋底髄膜腫においてはこれを評価する際の一致した指標が存在しないことが問題でした。本研究は頭蓋底髄膜腫に対する通常分割定位放射線治療後の形態的変化を検討した最初の報告であり、RECISTに代わって短径の変化率が腫瘍縮小評価における有効かつ簡便な指標となる可能性を示しました。


 

※当科業績はこちらよりご確認ください。