京都大学医学部附属病院 放射線治療科

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研究活動 臨床研究

臨床研究

研究は診療、教育と並んで大学病院の重要な責務であると我々は考えています。
臨床研究にはいくつかのタイプがあります。

トランスレーショナルリサーチ
放射線治療分野における基礎研究(生物学的アプローチや物理工学的アプローチ)で得られた成果を実際の臨床治療に応用する研究です。新しい薬剤や治療装置を使った実験的治療などがこれにあたります。

臨床試験
標準治療とは現時点で最も治癒率の高い治療法のことですが、新しい知見の出現によって変化してゆきます。新しい標準治療の開発を行うのが臨床試験です。

調査研究
全国の放射線治療施設における治療の実態調査や、多施設からの症例集積によって疾患の罹患動向、治療法の変遷、治療成績などを知るのが調査研究です。

これらの臨床研究の実施にあたっては、必要に応じて医の倫理委員会に諮問し、倫理面や安全面に注意を払っています。

主な多施設臨床試験
  • JCOG0403: 手術可能な早期肺がんに対する定位放射線治療の多施設臨床試験
  • JMTORO0401: 局所進行膵がんに対する先行化学療法後少量ゲムシタビン・加速多分割放射線同時併用療法の第Ⅱ相臨床試験
  • KCOG T-0608: 局所進行非小細胞肺がんに対するTS-1/CDDP/Radiation併用療法の検討
  • KCOG 0201: 局所進行非切除膵臓がんに対する少量 Gemzar(塩酸ゲムシタビン)放射線治療同時併用の phase I/II trial (Pancreatology, 2006
  • KROSG0101/JROSG02: 局所進行食道がんに対する化学放射線治療