京都大学医学部附属病院 放射線治療科

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放射線治療について

がんは日本人の死因の1位であり、国民の二人に一人が罹り、三人に一人が命を落とす重篤な国民病です。そのため、がん治療は医療の中で重要な位置づけを占めております。がん治療の3本柱は、手術、抗癌剤治療、放射線治療ですが、その放射線治療を担うのは、私たち放射線治療科です。
放射線治療は、病気の治癒を目指す根治治療から、痛み等の症状を和らげる緩和治療まで幅広い役割を担っています。一生涯に一度は放射線治療を受けるがん患者さんの割合は、欧米の50~60%に対してわが国では30%弱と低く、まだまだ十分活用されているとは言えない状況です。
私たちは、放射線治療の高度化・高精度化、新たな放射線治療方法・治療戦略の開発を通して、より良い放射線治療を一人でも多くの患者さんに届けることができるように日々努力を積み重ねております。近年では、京都大学は産学連携で呼吸移動するがんを追尾する四次元放射線治療システムの開発を行い、国内外において医療機器としての承認を受け、2011年夏から臨床応用を開始して現在多施設の前向き臨床試験を実施中です。また、当科所属の医局員が主任研究者として高精度放射線治療技術を利用した様々な多施設臨床試験を実施しております。

当科で行われている最先端の治療については、「がん治療の最前線」をご参考下さい。また、放射線治療についてよくわからない、もしくは一から詳しく知りたい方については、「放射線治療について」をご参考下さい。また、セカンドオピニオンは随時受け付けております。