放射線腫瘍医キャリアパス
専門医の取得について
2017年10月現在、放射線治療分野の専門医となるためには、まず放射線診断と放射線治療の研修を経た後(「後期研修プログラムの概要)の項をご参照ください)、「放射線科専門医」(https://www.radiology.jp/specialist/s_information.html)を取得し、その後「放射線治療専門医」(https://www.jastro.or.jp/aboutdoctor/recognition.php)を取得することとなります。
「放射線科専門医」受験のためには、初期臨床研修期間を含め5年以上の臨床経験を有すること、定められた研修期間、研修内容、研修施設等の条件を満たしていることなどの条件があります。「放射線治療専門医」は、放射線科専門医資格取得後2年以上の放射線治療の臨床経験を積んだ後、専門医試験を受験することになります。
留学について
放射線治療科では大学院修了後、あるいは大学院在籍中の若手医師に対して積極的に海外留学を勧めています。 海外留学では世界一流の指導者・研究者との交流を通じて、改めて研究に対するモチベーションが高まります。一切の雑用から解放されて自分の研究に専念し、国際的なレベルで研究を深めることができます。 また、医学研究に限らず、生活のすべての面で国際人としての視野を広げる、またとないチャンスでもあります。将来的に臨床家を目指す人であっても、海外の医療システムを目の当たりに観察することはその後のキャリアにおいて必ずプラスになることでしょう。
これまでの主な留学先:
- テキサス大学MDアンダーソンがんセンター(米国)
- スローンケタリング記念がんセンター(米国)
- ハーバード大学(米国)
- カリフォルニア大学サンフランシスコ校(米国)
- スタンフォード大学(米国)
- ミネソタ大学(米国)
- エッセン大学(ドイツ)
- フライブルク大学(ドイツ)
- ポール・シェラー研究所(スイス)
- ブリュッセル自由大学(ベルギー)
- オックスフォード大学(英国)
- プリンセスマーガレットがんセンター(カナダ)
MDアンダーソンプロトン治療センター
留学帰国報告:
- ブリュッセル自由大学(ベルギー)